POP Before SMTPとは、メールの送信前に、受信動作(POP)することで、そのIPアドレスを一定時間信用し、そのIPアドレスからの送信動作については、認証なしでもOKとする方法です。
この一定の信用される時間ですが、QdsmtpでPOP Before SMTPを利用した場合、デフォルトでは、10分間に設定されています。
もし、お使いのプロバイダが、10分よりも短い間隔に設定しているようだと送信がうまくできないことがあるかもしれません。
その時は、次のようにしてください。
$smtp -> pop3ValidMinute( n );
nは整数。分単位で指定します。
また、ファイルを作成せずに、スクリプト起動ごとにPOP受信するように設定するには、次のようにします。
$smtp -> pop3UseFile( false );
このアクセス制御のためにQdsmtpは、カレントディレクトリに、qdsmtp.timeというファイルを作成します。前回のPOP受信のunixtimeが書かれた単純なファイルです。
このファイル名を変更したい場合は、次のようにします。
$smtp -> pop3TimeFilename( 'フルパスまたは相対パス' );
ディレクトリ名だけでなく、必ず、ファイル名まで指定してください。