使い方 CakePHPでのメール送信

2008/04/24 未分類 spok
QdmailはCakePHPのコンポーネントとしても動作します(バージョン0.7.6.a以降)。
自分自身でCakePHP内から呼ばれているのか、通常のPHPアプリケーションから呼ばれているのか判別しますので、ユーザーはファイルを使い分けたりする必要はありません。
2008-10-01追記
下記、サイトにてスマートなCakePHPでのQdmailの使い方を紹介していただいております。ぜひご参照下さい。
cakePHP メール送信はもうこれでいいでしょ -LoveIT - 安江ブログ

使い方(初期設定)

通常のCakePHPコンポーネントと同じです。
次のディレクトリに qdmail.php ファイルをコピーしてください。
app/controllers/components/
使用したいコントローラーで、以下のプロパティの宣言を行ってください。
var $components=array( "Qdmail" );

具体的なメール送信の方法

コントローラーのアクションで、次のように記述します。
$this->Qdmail->to( 'address@example.com' , '日本語名' );
$this->Qdmail->subject('Qdmail on CakePHP メールのテスト');
$this->Qdmail->from('from@example.com' , '配信元日本語名' );
$this->Qdmail -> text( '本文をここにかきます' );
$this->Qdmail -> send();
宛先などの指定は、Qdmail通常の使い方と同じです。
通常の使い方で例として挙げている「$mail->」を「$this->Qdmail」と置き換えて読んでくだ
さい。
CakePHPをお使いの方であれば、easyよりも、通常のオブジェクト指向型でパラメータを指定したほうがやりやすいと思います。

CakePHPのビューを使用する方法

CakePHP用に、2つの特別なメソッドを用意しました。
$this->Qdmail -> cakeText( '本文(テキスト)' );
or
$this->Qdmail -> cakeHtml( '本文(HTML)' );
見て直感的におわかりのように、通常のテキストの場合は、cakeText,HTMLメールの場合は、cakeHtmlメソッドを使います。

ビューの指定の方法

textもhtmlも同じ書式なので、textをもとに説明します。
$this->Qdmail -> cakeText( '本文' ,'エレメント名','レイアウト名');
フルスペック
cakeText( $content , $template  , $layout  , $org_charset , $target_charset, $enc , $wordwrap_length )

第1引数から、本文、テンプレート名、レイアウト名、テンプレートの文字コード(省略可、またはnull),送信時の文字コード(省略可、またはnull)、本文のエンコード形式(7bit,base64等)、ワードラップの文字数(マルチバイト換算)

※エレメント名とレイアウト名は省略可能です。その場合は「default」を指定したことになります。

上記のように書くと次のような感じになります。
'本文'エレメントの中で、
$content変数として使用可能
エレメントからの出力レイアウトの中で、
$content_for_layout変数として使用可能
cakeview.jpg

エレメントとレイアウトのディレクトリ

エレメントの既定のディレクトリ
app/views/elements/email/text/
app/views/elements/email/html/
レイアウトの既定のディレクトリ
app/views/layouts/email/text/
app/views/layouts/email/html/